一歩一歩、着実な歩みを
学参デザイン・組版・図版クリエイター

大阪城

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4歳の孫と一緒にちょと大阪城に行きました。
知人との待ち合わせまで3時間ぐらいあるので、一度立ち寄って観たいと思いながら、
いつもJR大阪環状線から眺めているだけの大阪城で時間を過ごす事にしました。
JR大阪環状線の大阪城公園の駅で降りると、丁度その日にオープンした
JO-TERRACE(ジョー・テラス・大阪)の中にたこ焼きの『わなか』があり、
孫と一緒に初めて大阪のたこ焼きを食べました。が、孫はタコは嫌いといって、
肝心のタコは全部だし、がわのお粉の部分だけしか食べません。タコ焼きはタコが命なのに…。

今日の一番の目的は孫と水上バスに乗る事でしたが、水上バスのアクアライナーの
チケットは予約で売り切れていたので、内堀の御座船に予定変更することに…。
大阪城ホールのそばを通り、青屋門を渡りもう少しで天守閣の北側、極楽橋近くの船着き場の手前で
ロードトレイン(公園内移交通システム)に遭遇、4歳の孫が見逃すわけがありません。
ネットの情報ではチェックできていませんでしたが、乗るしかありません。
極楽橋⇨東外濠駅⇨駐車場前駅⇨森ノ宮と乗り、宮の森⇨駐車場前駅⇨東外濠駅⇨極楽橋まで
森の中を往復することに…。で、初めて大阪城の広さとロードトレインで移動すれば
極楽橋の船着き場に早くたどり着くことができるのだと気がつきました。

その日も観光客が多く、御座船も予約が多くやっと3時20分に乗れる事に成りましたが、
乗船まで1時間ほど待ち時間があるので、極楽橋を渡り大阪城の天守閣に登りました。
天守閣から内堀の向こうに迎賓館や西の丸庭園が見渡せ、広さと美しさに感動しました。
急いで船着きばに戻り、孫と御座船に乗り込みました。
御座船はとても豪華な金箔貼りです。
豊臣期の大坂城と城下町を描いた屏風絵「豊臣期大坂図屏風」の中の、
「鳳凰丸」をモデルに、金箔の御座船は造られいるそうです。
現世に秀吉が生きていたら自慢顔で誇らしげに船遊びをしそうです。
※明治維新(1868)より前は大坂と書くようです。

優雅な気分で船頭さん(外国の観光客が多いためか日本語と英語の録音でした)
の説明に耳を傾けつつ、日本一高い石垣を間近で観ることができました。
石の数はおよそ100万個! 機械のない時代の人が積んだのですから、驚愕です。
石垣には、コーヒービーンズのような楕円に線の入った石が埋め込まれている箇所があります。
魔除けの意味があるらしいです。
孫は説明の意味を全ては分かってはいないかもしれませんが、
私に尋ねつつ石垣を見上げ、コーヒービーンズを見付けてはしゃいでいました。
※写真の右斜め上の少し暗い色の楕円の石です。
image1

ここまでが大阪城で3時間少し越え、気がつくと大阪城の北側しか見学してなくて
南外堀や西外堀の大手門や千貫櫓などの重要文化財、桜門の蛸石などの巨石などの史跡は
全く見学できていません。大阪城公園は想像以上に広かったです。
まだ今度、ゆっくり大手門から見学に行きたいです。
古の偉人の偉大さと大阪の歴史の深さをかいま見れた3時間でした。

平成27年7月〈学参デザイン・組版・イラストのクリエイター〉  有限会社ジェット 廣田 久美子

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