娘の爪をつい深爪してしまったところから、薬指に軽い感染症をおこして、
保育園で夏の暑い時期一ヶ月間プールに入ることができませんでした。
1ヶ月の間、朝晩の消毒とガーゼ。
水には出来る限り濡らさないという治療。

　　この一ヶ月という期間、
　　保育園では毎日プールがありました。
　　娘は、当然入れません。
　　微熱や怪我等でプールに入れない他の子供達と一緒に
　　室内で工作をする日々だったようで、
　　プールではしゃぐお友達の声を背に、
　　時には一人きりだったことも…。
　　迎えに行くと、我慢していた感情が溢れるのか、
　　ひっそりと泣く事もありました。

先日、ようやく完治し、プールに行ってきました。
以前まではプールに顔をつけることを頑なに嫌がっていたのですが、ビックリ!!
お友達の上達に追いつこうと、やる気スイッチON !!
潜る…。潜る…。潜る…。潜る…。
水を得た魚とはまさにこのこと。
完全なブレイクスルーが起きていました。

一人だけ泳ぎが上達できない寂しさと悔しさを
強く感じていたのでしょう。
抑圧された気持ちが一気に爆発した瞬間をみた気がしました。

初めての子育て中につき、教育論にはとても興味があり、
英才教育についての記事等はやはり気になってしまいます。
英語は幼少期にやらないと発音ができない、
幼少期に絶対音感を身に付けないと、その後に習得は出来ない。
確かに、今、親が与えなければ、後から身につける事が難しいものがあるのは事実なんだと思います。
親が与えていない為に見出せず、
子どもの隠れた才能を潰してしまうという恐怖感に苛まれがちになります。

昔から言われているのは、『子供を育てるのは芋の子を洗うように…。』
桶の中で里芋を棒でかき混ぜると磨かれて里芋の皮が取れ、白い奇麗な芋になるから。
（多くの人を観て自分自身をよく知ることができる）
その言葉を実感できた保育園の先生やお友達から頂いたやる気スイッチ!!
寂しさや悔しさ、お友達と泣いたり笑ったり、みんなやる気スイッチONに変換できたら良いね!

本人がやる気になってからの追い上げの力の凄さを目の当たりにして、
少し気が楽になってきました。

〈学参デザイン・組版・イラストのクリエイター〉　有限会社ジェット 東京営業所　廣田知子