一歩一歩、着実な歩みを
学参デザイン・組版・図版クリエイター

お婿さんはケーキ名人

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うちのお婿さんはケーキ作りが得意です。お祝い事には必ずイチゴのホールケーキを焼いてくれます。
幸いなことに長女夫婦、次女夫婦同じ街に暮らし、互いに育児など助け合い
お祝い事のホームパーティなどよく開いています。
子供の誕生日会、ひな祭り、こどもの日、クリスマス等
年に6~7回はあると思います。

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お婿さんのケーキは、材料にこだわりがあるらしく、本当に美味しいので、
子供達は買ったケーキを食べなくなりました(西荻窪のグレースは大好き)。
材料代が最低 3,000 円は掛かるし後片付けは私なんだから…と
ブツブツ言っていますが、私たち女性陣はケーキ作りで誰も勝てません。
お婿さんはいつしかケーキ担当となっています。

お婿さんのお母様から『○○はねケーキがとても上手なんですよ。』とは聞いてたが、
自分の焼くパサパサのケーキと同等位と軽く思っていた。
キッチンを覗いてもたいした道具もないし、オーブンだってそんなに上等ではないし…。
しかし、焼いてその日に食べてもしっとりと美味しいので驚きます。(私が下手なだけ?)
詳しく聞いてみると、小学生の時からスポンジケーキを焼いていたそうです。
きっかけは、おやつが食べたかったけど、その時なかったから作ろうと思った。
との事! それで作ろうと思うのですから、また驚きです。

継続は力なりとはよくいったもので、それから何十年。
パティシエではないのだから、プロではないのだからと、この程度で良いと妥協する事なく、
ホンキで有名店の味に勝とうという意気込みで、作る度に反省と挑戦を繰り返し、試行錯誤。
お店で美味しいイチゴショートケーキを食べた時は、腕を組んで、天を仰ぎ、
なぜこんな食感がでるのか等、悩んでいるそう。
娘はそんなお婿さんを見ながら呆れる事もあるそうですが、これは大事な姿勢だと感じます。

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最近、一番下の孫も4歳になりパパのケーキ作りのお手伝いをする様になっています。
イスの上に乗り、イチゴを洗ったり、ヘタを取ったり(ジャマなだけの様な?)。
一番のお目当ては余ったイチゴをもらう事なのですが、
その目的を果たす為に楽しみながらも本人なりに懸命に、飾り付けまで参加するようです(ジャマ?)。
ケーキ以外でもお台所で色々お料理を作りたがります。
お台所は楽しくて幸せな場所であると思っている様です。
これもパパの良い影響です。
お祝いする人の為に手間ひまかけケーキを焼き、喜びを分かち合う
そんな豊かな幸せを孫も感じていると思います。

人を思いやる大切な心をケーキ作りで教えてくれるお婿さんに感謝です。

平成27年6月〈学参デザイン・組版・イラストのクリエイター〉  有限会社ジェット 廣田 久美子

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