一歩一歩、着実な歩みを
学参デザイン・組版・図版クリエイター

おせち料理

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2017年 あけましておめでとうございます。
今年も元気で頑張りましょう。皆様のご活躍を祈っております。
昨年は、社屋建設で落ち着かない一年でしたが、新代表のもと恙無くスタートが出来ました。
新代表もまだまだ不慣れでございますが、一生懸命頑張っております。
何卒、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いもうしあげます。

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さて、久しぶりに東京から孫達がお正月に帰ってきました。
2年生の孫はお正月を広島で過ごすのは初めてなので、広島(東広島市安芸津)の
おせち料理を食べさせなくてはと、暮れからすこ少しずつ準備をはじめ、
黒豆、レンコン、たたき牛蒡、蕪漬け、ゴマメ,きんとん,伊達巻き等を作り、
お膳の食器の準備に忙しく働きました。
孫はお肉が大好きで、マックバーガーが大好きです(確かに美味しい)。
健康に良さそうな食品は余り食べません。
母親も現代的なニューおせち料理をつくりますが、
昔からのおせち料理は作らないので、本当に初めてのおせち料理です。

ところで、おせち料理はお重に詰めるのが多い様におもいますが、
私の広島の田舎ではお重をみませんでした(我が家だけかも分かりません)。
大きな皿に盛りつける皿鉢料理で、焼き鯛を中心におせち料理を盛りつけます。
久しぶりに大皿を扱うので、少し緊張します。
いつの時代の物かもわかりませんが、二尺もあろうかと思われる大皿です。
40年前、嫁ぐとき実家の父から譲りうけました。
娘の結納、孫の節句、お正月などお祝いの席に、凛とした姿で彩りを添えてくれ、
先祖の人々の深い思いともにお祝いする感覚になります。
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お雑煮の話ですが、東広島の田舎では牡蠣と焼き穴子のお雑煮、
少し里芋や人参が入って醤油味です。嫁ぎ先の県北の三次市では蛤のお雑煮でしたが、
何と娘婿は甲殻アレルギーで蛤はダメ。牡蠣は大丈夫なのですが、
孫達は嫌いで食べられないと…。
あれやこれや思案した結果、横浜出身の娘婿の雑煮は?。
鰹節の出汁のみのお澄まし、それでは物足りないのではと鶏肉を使おうと娘の発案。
でも元旦のお刺身はヒラメにしたので,
合わないねと言う事で鰹節のお澄ましに決定しました。

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少しでも、孫にお正月を伝えられて自己満足の時間でした。
生活スタイルも変わり古い大皿や箱膳も普段めったに使うことは無くなりましたが、
先祖の人々の思いを受け継いで大事にして欲しいと願っています。
マックバーガーは食べてもいいけど、いつかおせち料理の味を思い出してくれると嬉しいです。

平成27年1月〈学参デザイン・組版・イラストのクリエイター〉  有限会社ジェット 廣田 久美子

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