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瀬戸内海の大崎上島に行ってきました

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夏季休暇中に実家の広島に帰省しました。
さらに今年は足を伸ばして、大崎上島に1泊2日で旅行へ出かけました。

大崎上島は広島と愛媛の間にある瀬戸内海の島で、
以前姉家族が帰省の際に立ち寄り、綺麗な海とプライベートビーチのような混雑の無さが、
とても良かったと評判を聞いていました→ジェット日和2022年6月
甥っ子がこの場所を甚く気に入り、再訪したいと熱望したのです。
今回は、私と娘、甥っ子と義理兄という少々奇妙な形での帰省で、
旅のプランニングが上手な姉が上海旅行で不在のため、母からプランニングを任され責任重大でした。
私は今まで行き当たりばったりの旅ばかりでしたが、事前調べは非常に大切だということが今回の旅でよくわかりましたので、今後の役に立ちそうです。
大崎上島でプランニングをする上で参考にしたサイトはこちら→風待ちの島ナビ

1日目。
広島市内から1時間ドライブして竹原港から車ごとフェリーに乗船。
瀬戸内海は東京や千葉で目にする海とは違い、完全な凪。大きな湖のようです。
広島生まれではありますが、ここ数十年、よく眺めてきた海はいわゆる波のある海でした。
母を九十九里に連れて行くと、波を見て、怖い、嵐のようだということを不思議な気持ちで聞いていましたが、
久々に瀬戸内海の海を見て、穏やかさを改めて感じました。のんびり、ゆったりとした気分になる海です。
風が気持ちよかったフェリーを降りて大崎上島に上陸して、サップの体験をするため、大串海岸を目指します。
サップで立つことなんて到底無理だと考えていましたが、
初心者用の幅の広いボードだったので、一度立ってしまえばバランスも取れてなかなか転覆もしません。
ただ、先生のボードは幅が狭く、バランスが取れない!さすが先生!
高校生の甥っ子や小学6年生の娘は見る間に上達し、甥っ子はレースに出る人の漕ぎ方と先生に褒められていました。
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サップは海が凪である瀬戸内海でこそ楽しめるスポーツとのこと。
逆にサーフィンは出来ないよ。とのことで、場所によって楽しめるものが違うことを身をもって知れるのも旅の醍醐味だなと感じました。
そして大串海岸の海は透き通っておりとても綺麗でしたが、逆に魚がいないというのも興味深かったです。
綺麗な海にこそ魚がいると思っていましたが、綺麗すぎると栄養がなくて育たないそう。
昔の生活で人々が少しぐらい汚すぐらいが丁度よかったのか、
綺麗すぎる今が自然なのか。難しい問題です。

サップを楽しんだ後はお宿のいづみ旅館へ。
母(勿論私も)の人生初の舟盛りを頼んでみようとなり、事前予約していたので楽しみにしていました。
縞鯵をメインとしたとんでもなく豪華な舟盛り。スクリーンショット 2024-08-20 12.16.51
母は鯛を期待していたようですが、逆に近所のスーパーで鯛を一尾1500円程度で購入し、半身お刺身、半身ムニエル、アラは鯛汁、と3食連続で楽しむことをたまの贅沢としている私には、むしろ縞鯵の方が珍しく嬉しかったのでした(逆に広島のスーパーでは鯛を見なくなったそう、海が綺麗すぎるのか、東京に回負けているのか??)。瀬戸内海の幸を心ゆくまで堪能できました。

2日目。
ひがしの住吉祭が開催されておりました。
櫂伝馬(かいでんま)でのレースが行われており、その見学と体験乗船が本日のメインイベントです。
櫂伝馬とは、一般的に櫂(かい)で操作する伝馬船です。
体験乗船では、船頭さんの掛け声に合わせて、
みんなで力を合わせて船を漕ぎ、ゆっくり進む船の上から、レースを観戦できました。
間近で見る船はすごいスピードで、迫力がありました。
共に体験乗船した方の中には、大崎上島にある広島商船高等専門学校に千葉から入学した息子に会いにきたというお母さんもいらっしゃり、話を聞くと、全国から学生を受けて入れている高校が島内に3つもある教育の島であるとのこと。離島留学という選択肢もあるんですね。
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その後は、観光案内所へ寄って島に移住されたクリエイターさんのお話を聞いたり、岡本醤油醸造場でお醤油を購入。お昼ご飯は久万田へ。
とても真面目に作られた美味しいお料理で誠心誠意のお仕事は伝わるなと感じ入り、ゆったりとした時間の流れる心地よい空間で大満足でした。
お腹が満たされた後は、魚釣りをしてみたいとの子供たちのリクエストで釣り堀へ。
体験してみましたが、60分やって全くかからず。
残念でしたが、そう簡単に釣れるものでもないという良い経験に??
船からの釣りはまた違うのでしょう。
最後は、きのえ温泉ホテル清風館でお土産を購入。
素敵な客室と温泉が素敵なホテルですが、お土産の品揃えが一番あるのもこちらです。
宿泊していなくても愛媛までを一望できるテラスも利用できるのでオススメです。
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ひがしの住吉祭では、夜には2000発の花火が上がるそうで、こちらも鑑賞したかったのですが、フェリーに乗れない可能性があるとのことで、後ろ髪を引かれながら島を後にし、 呉市のドライブイン灘でラーメンをいただきました。こちらのラーメンも尾道ラーメン風でとても美味しかったです。

以上で1泊2日の楽しい旅の完了です。
瀬戸内のおおらかなあたたかさでパワーチャージできました!!

令和6年8月〈学参デザイン・組版・イラストのクリエイター〉
有限会社ジェット 廣田知子

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