梅雨の季節になると、ソワソワしてスーパーにちょくちょく出掛けます。
梅干し用の梅を買う為…。時期が早いとお値段が高いので、少し様子見ながらですが…。
今年は4キロ仕込みました。土用干しをして白梅干しで保存しておきます。
赤チソを入れて赤く染める方法が正統な作り方のようですが、私の場合は我流です。
噂を聞きつけて、知り合いの方が「道の駅で赤チソがあった」と大量に買って来られました。
有り難く、茎から葉をとり水洗いを繰り返し、半分をアク抜き(塩もみ)し冷凍へ、
残りはチソジュースに、赤ワインの様な綺麗な色になり香りも楽しめました。
その次は、らっきょう漬けの準備です。
今年は5キロ仕込みましたが、
私の拘りの土付きの地物産が出回ってなくてガッカリ…。
有名な鳥取産の土付きを2キロ、
皮むきに丸一日中かかりました。
その後は疲れて、洗いらっきょうで我慢し、
3キロ漬け込みました。
季節の移ろいと共に寄り添い生きることの楽しさを思い、
深い先人の知恵に敬服せざるをえません。
しかしながら、その昔は何でもない食べ物だった『梅干し』『らっきょう漬け』は
かなりの高級な食品になりました。手間が掛かるためでしょうか?
その上、若い人は食べません。かろうじてお弁当の梅干し位は健在でしょうか?
温暖化で気候も変わり、食生活も変わり、季節感も無くなってしまう…。
少し残念に思います。レシピはネットで沢山あります。
来年は頑張って『梅干し』『らっきょう漬け』に挑戦してみませんか?
美しい日本の季節の移ろいが楽しめますよ!!
令和3年6月
〈学参デザイン・組版・イラストのクリエイター〉
有限会社ジェット 廣田 久美子