奈良、東大寺に多くの人は修学旅行で行った事があるようですが、
私はまだ行った事がなく、強い憧れを持っていました。
やっとその機会に恵まれ、大阪と奈良に出かけました。

大阪城の蛸石を見たいと、ライトアップされた夜の大阪城に行きました。
大手門をくぐると三つの巨石、
桜門をくぐって正面にある巨石が蛸石
大阪城の数多くの巨石と、石垣の造形の凄さに圧倒されます。
古の人々はどの様にして運び積み上げたのか？
数百年前の人々の土木技術で百トン近い巨石をどうやって…?
謎めいてばかりでした。
大阪城公園内の中世の古城の様なミライザに立ち寄り、
赤絨毯が鮮やかな階段で気取ってパチリ！
結婚式や披露宴が多数行われており、
多くの方々に親しまれているようです。
　
翌日は奈良の東大寺を訪れました。
建物は壮大ですばらしく、
近くで見るとその雄大さに驚きました。
造形美に富、恒久的存在感に魅了され、
気持ちが高揚しました。

宝永６年（1709年・江戸時代中期）に再建。
現在、世界最大の木造建築物とされていますが、
1200年前に建てられた大仏殿は、それよりさらに大きいとの事。
聖武天皇の発願により大仏様（盧舎那仏／るしゃなぶつ）が造立、
国民も一丸となって完成しようとしたと書かれています。
その願いは、
　人々が思いやりの心でつながり、子供達の命が次世代に輝き
　動物も植物も共に栄え、絆を深める事とあります。

今も昔も、願う事は同じなのですね。
現在の国際状況を思うと残念な気持ちになりますが…
豊かな歴史にふれ、日本文化を誇りに思い、清々しい気持ちで帰りました。
奈良は文化財の宝庫でとても魅力的でした。元気なうちにまた行こうと思います。


令和6年11月〈学参デザイン・組版・イラストのクリエイター〉
有限会社ジェット　廣田久美子