5月の連休は海が好きな東京育ちの孫と大崎上島のホテル清風館に出かけました。 大崎上島町は、芸予諸島の中程に位置する島で橋が架かって無い島です。 他の島々は瀬戸内しまなみ街道、安芸灘とびしま海道で繋がっています。 ホテル清風館は広島県側の竹原港から約30分おきに出航するフェリーで 約30分で垂水港に到着し、大崎上島を半周した愛媛県側の高台に在ります。
清風館は少し古びた簡素な建物で取り立てて立派なホテルではありませんが、 芸予諸島が一望できて、瀬戸内海の美しさと優しさに脱力を覚え、時間が止まります。
景色以外の楽しみはサイクリングと海岸の散歩。
漫画みたい!とはしゃぎながらレンタル自転車で坂道を駆け下り、人気のない海岸の砂浜を駆けたり、 寝そべって波の音に聞き入り、のんびり、ゆったり過ごしました。
楽しみな夕食も海の幸が新鮮で、 『東京では味わえない!』と とても喜んでいました。 特にアワビの踊り焼きは、生きた アワビを食卓で焼くので音などで 驚きました。 刺身ではコリコリですが、焼くと 柔らかくとても美味しいです。
次の朝、ホテルの方に観光名所を尋ねると、
「何も無いのがいい所です。強いて言えば『神峰山』ですかねぇー。大串海岸も大したことないしねぇー。」
じゃ行ってみよう!『神峰山』へ! 『神峰山(かんのみねさん)』標高452.6メートル。残念ですがとても道路が細く、車と出会うのではとヒヤヒヤしながら登りました。展望台からは広島側の竹原や安芸津の島々が一望できましたが、帰りが心配でゆったりした気分にはなれませんでした。 かもめ館から登山でゆっくり登るほうがいいと思いました。ついでに、大したことない『大串海岸』に寄ることに。 うそー、凄い! ハワイの海岸みたいー! 本当? 私はハワイを知らないので・・・。 遠浅で透明な海岸が広がり、穏やかな波が打ち寄せます。 砂浜からキャンプ場に繋がり家族づれがテントを張り、楽しそうでした。 シーカヤックやSUPなどのアクティビティを楽しむこともできるようです。
その割に人が少なくゆったり、のんびりとしているで人眼も気にならず 『ここで暮らしたい』叫び服のまま泳ぎ出す始末。まだ、寒いでしょう!笑。 また、来年はキャンプにくるぞーと意気込んでいます。
周辺には新しくコテージ村の建設が進められているようです。 ブルーベリー、みかん狩りなども出来るので一年中楽しめるリゾート地になるのでしょうね。東京育ちの孫の喜び様から、見慣れた瀬戸内海の島々の美しさを再発見。
ゆったり、のんびり、いい旅でした。
令和4年6月
〈学参デザイン・組版・イラストのクリエイター〉
有限会社ジェット 廣田 久美子
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