やっと暑さも収まり何処か出かけたいと思い、あれこれとネット散歩。
老舗料亭「三滝荘」での食事と国指定名勝・縮景園散策のHIS日帰りバスツアーを見つけました。
しかも県民割とあり、集合時間は11時45分、広島駅なので申し込みました。
老舗料亭「三滝荘」は昭和初期に建てられ奇跡的に原子爆弾の戦火を逃れ、
和風建築と洋風建築が合わさった数少ない木造建築の名品と言われてます。
およそ70年前に美しい庭園を望む日本特有のおもてなしの「料亭」として開業されました。
高級で近寄りがたい想いと憧れの想いで一度は訪ねたいと願っていたので
格安のバスツアーで気楽に参加することが出来、想いが叶いました。
時代の移り代わりのなのでしょうか、今はネットの予約でランチなど
お手頃に楽しめる様になっていました。
料理長の名前のあるお品書きの心意気どおりの濃やかなお料理、
美しい庭園、歴史建築の趣で日常の雑事から解放され
気配りの行き届いたおもてなしを堪能し心から和むことが出来ました。
続いてバスで国指定名勝「縮景園」の散策に向かいました。
オフィシャルサイトによると次のように書かれています。
元和6年(1620)に、茶人で知られる浅野藩家老の上田宗箇により、
浅野藩主の別邸の庭として築成されました。
中国の世界的な景勝地”西湖”を模してつくられたとも伝えられている。
1945年に原子爆弾により全壊、1947年に復旧開始され、
今年2023年で約76年間の復元で現在に至るとガイドブックにあります。
日本庭園としての美しさは言葉に言い表せませんが、
隅々まで掃き清められた遊歩道には感服いたしました。
植木職人さんの匠の技と心意気が自然と調和して凛とした清々しさに
洗心の想いです。
時に怠惰の想いに囚われそうな時は、「縮景園」を訪ねたいと思います。
きっと心が洗われ、新たな力が頂けそうです。
日本文化の奥深さと匠の心意気、古き良き日本がありました。
令和4年10月
〈学参デザイン・組版・イラストのクリエイター〉
有限会社ジェット 廣田 久美子
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