一歩一歩、着実な歩みを
学参デザイン・組版・図版クリエイター

第29回 子供達の成長

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暑い夏休みが続きますが、孫のバレエ発表会に招待され久しぶりに東京へ出かけました。
孫は6年生、2年生、3歳半の三人です。それぞれ4歳づつ離れています。
招待といっても名ばかりで、日々戦場のような子育ての現場なので、孫の母親からは
『今日、2時〜プールでその後ピアノ4時に行かせて』
『ちょっと、熱っぽい病院の順番取りお願い』
『この問題集○○ページ〜○○ページまでやらしといて』
といって慌ただしく仕事に出かけます。

3歳半の孫はいまトイレトレーニングの真っ最中、どうもナカナカ難しく、
保育園では最後の一人のようです。これも悩みの種の様です。
2年生の孫は朝食を済ませても一向に机に向かう気配もなく、
ソファに陣取ってiPadでゲームの解説に聞き入っています。
6年生の孫は朝食も食べないで、まだ寝ています。いつ起きるのか分かりません。
『疲れているから寝かしといて』と言われれば起こす訳にもいけません。

最近の子育ては、子供中心の生活を重んじる事なのでしょうか?

両親は育児書などから多くの知識を得て、それを実践しているようですが、
昔、私が親から受けた躾とは全く違い、真反対のように思います。
朝食の時間に遅れると父から厳しい注意があり、母の負担を考える様にと諭されました。
家族としてのそれぞれに応じた分担もありましたが、現在は電化も進み、便利で豊かになり
お手伝いも無いようで協力は必要ないのかも知れません。

でも、悪い事ばかりでは無いように思います。
6年生の孫はクラシックバレエが好きで毎日、熱心にレッスンに通い、
できたら将来バレエ留学の希望をもっているようです。
12歳でそのような夢を持つことは、片田舎で育った私には考えられないことです。
東京は世界の文化が溢れ、粋を極めた多くのアーティストの方々に接する事ができ、
日々良い刺激を受けている様です。おかげで私もバレエに少し興味を持ち始めています。
夢に終わるかもしれませんが、親子で努力している姿に、
古い考えに拘らず、温かく見守り応援したいと考えています。

2年生の孫は将来どのような夢を持つのでしょうか?
3歳半の孫の夢は……どんな世界に誘ってくれるのでしょうか? とても楽しみです。
子供達が夢をもって、努力すれば叶えられる時代が続くことを願うばかりです。
20160822
平成26年8月〈学参デザイン・組版・イラストのクリエイター〉  有限会社ジェット 廣田 久美子

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