一歩一歩、着実な歩みを
学参デザイン・組版・図版クリエイター

第13回 春の訪れ

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未曾有の大地震が起き、沢山の悲しみと傷跡を抱えたまま、早くも1ヶ月が過ぎました。
何不自由なく育った私は、
日常の有り難さを初めて知ったように思います。
当たり前であると思っていたことが、一瞬にして当たり前では無くなりました。

多くの人が、自分にできることは何かを考えた一ヶ月間でもありました。
物資での支援、ボランティア、義援金。
著名人の方や芸能人の方の被災地訪問。
孫正義社長は個人で100億円を義援金として寄付されました。

「お金に愛は込められる」
これは、弊社社長がよく口にする言葉です。
弊社のような小さな会社にできることは多くはありません。
それでも、弊社にできることを地道に行っていこうと話し合いました。

自然は人力の予測できない災害を起こします。
その厳しさの中で、今年もサクラが咲きました。
空色と淡いサクラ色のコントラストに清々しさを感じ、
希望に満ちた気持ちになります。

自然は厳しさだけではなく、
豊かな恵みと大いなる慰めもあたえてくれます。
歩道に散ったサクラの花びらの上を歩きながら
人の思いやりと自然の優しさを感じました。
東北の美しい自然と日常が一日も早く回復する事を祈っています。

サクラの絨毯

「サクラの絨毯」

 

 

〈学参デザイン・組版・イラストのクリエイター〉
有限会社ジェット 東京営業所 廣田知子

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