長年、弊社では昼食に賄いを出してきました。
長年とは２２、２３年ぐらいのことです。
私が４７、４８歳から６８歳までの間のことです。
記憶を辿れば、最初は若い社員が増え残業が多いので、夜食に味噌汁を作ったのが始まりだったと思います。

若い社員は毎日、昼時になると手軽なカップ麺ばかり食べ続けるのです。
あるいは菓子パン、コンビニ弁当、ダイエットで食べないか、カロリーメイト。
挙げ句の果て、健康診断の結果は「中性脂肪の異常」などの指摘をされてしまいます。
繁忙期には、顔に険が出て目つきが悪くなるように感じていました。

『食育』をテレビなどで見識のある方々が警鐘されていたのですが、
玄米、野菜を中心に賄いを続けた実感としては、忍耐力や集中力が高まります。
皆んなで同じ食事を取ると雰囲気も穏やかになり良い結果です。

しかしながら、私の体力の衰えから
実務と賄いの両立は難しくなり、
宅配弁当を取ることにしました。
最初は大手の業者さんにお願いしましたが、
冷凍のため歯ごたえが無く
２度目の業者さんは量的に物足りない、
３度目の業者さんは配達ルートが無い。
その３度目の業者さんの紹介で
やっと手作りの宅配弁当屋さんに
お願い出来ました。

　小規模な業者さんですが、
　弊社の休みにも臨機応変に応じて下さいます。
　お弁当は勿論、メニューも手作りで、
　業者さんの熱意が感じられます。
　社員も納得してくれて、私もホット一安心です。
　今日も玄米と野菜料理一品をチョイ足しして、
　皆でお昼を頂きました。
　ご馳走様です。

　令和３年５月
　〈学参デザイン・組版・イラストのクリエイター〉　
　有限会社ジェット　廣田 久美子